地面を細長く掘り、水を通したものが「堀」。敵の侵入を防ぐため城の周囲を掘って水をたたえたところは「濠」と書くことも。秋が深まるにつれて濠の水さえも澄んでくる。城郭の全容を知るすべはないが、物言わぬ歴史の証人と言われる石垣を見て回るのも城めぐりの楽しみ。マニアックな「石垣めぐり」マップを手に往時をしのぶのもまた一興。
岡崎市・東三河・浜松市は家康公が青壮年期を過ごした地域であり、彼にまつわるスポットが数多く点在する。そのため県や市町村の垣根を越えて「三河・遠州 家康街道」と名付け、これらの魅力を繋げてゆく「家康街道で地域の魅力をつなげるプロジェクト推進委員会」が発足した。