瀧山寺・瀧山東照宮

住所:岡崎市滝町山籠107

 瀧山寺は1300年前に開かれた古刹。天武天皇の勅願により薬師如来を祀り、吉祥寺と名乗ったのが始まりとされている。
寺宝の聖観音・梵天・帝釈天三尊像は、鎌倉時代の第1の仏師運慶・湛慶父子の作として、昭和56年に国の重要文化財に指定された。
岡崎市最古の和様建築物である三門、本堂ともに国の重要文化財。

 瀧山寺の隣にある瀧山東照宮は、正保3年(1646)、3代将軍家光公の創建で、日光東照宮・久能山東照宮とともに「日本三東照宮」に数えられている。
瀧山寺本堂よりも一段高い所にあり、拝殿・中門・本殿などのほか、家光公寄進の太刀銘長光と家綱寄進の太刀銘正恒は国の重要文化財に指定されています。
 
毎年旧暦正月の7日に近い土曜日に「瀧山寺鬼祭り」が開かれる。この祭りは春の到来を告げ、天下泰平、五穀豊穣を願うもので鎌倉時代から続く。徳川3代将軍以後は幕府の行事ともなっていた。最大の見所はクライマックスの火まつり。運慶作の面をかぶった鬼と暗闇の中を乱舞する松明の火は必見。


瀧山東照宮本殿

瀧山寺本殿



「鬼祭り」の松明で焦げたと見られる本殿の床


   
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