住所:愛知県豊田市松平町寒ケ入44
高月院はもとの名を「寂静寺」といい、寛立上人が在原信重(親氏の妻の父親)の援護を受けて1367(正平22)年に建立。1377年、親氏が本尊阿弥陀仏をはじめ堂・塔のすべてを寄進し、高月院と改め、松平氏の菩提寺となった。その後、徳川家康によって寺領100 石が与えられ、明治維新まで時の将軍家から厚い保護を受けてた。現在の山門や本堂は1641年に徳川家光によって建立されたもの。境内には、松平家墓所があり、親氏、泰親、親忠夫人の墓が並んでいる。
高月院本堂の左手奥には、葵の紋の石扉がの松平氏墓所があり、松平親氏、二代泰親、四代親忠夫夫人の宝篋印塔三基が祀られている。