賀茂神社(かもじんじゃ)

住所:愛知県豊橋市賀茂町字神山1


 賀茂神社の創立は、孝徳天皇の白雉元年(650年)、または聖武天皇の天平元年(729年)(神社明細帳)と伝わる。 

 寿永3年、源頼朝は征夷大将軍になり天下を治めるにあたり、この地を京都賀茂神社の新領地と認めた。

 永禄11年(1568年)、徳川家康は頼朝 遠祖ゆかりの賀茂大社に参詣、ここに日本一の大旗を奉納、武運長久を祈願し征夷大将軍の道を歩み始め天下人になり、これが後の「大旗神事」へとつながった。また天正元年(1573年)に武田信玄が野田城を囲んだ際に、家康公が救援に向かったが逆に敗走し、当神社の大楠の空洞に身を寄せて一命を取りとめたという逸話が残っており、そのため当神社を厚く崇敬したと言われている。
このことから、賀茂神社は「必勝祈願」「立身出世」のご利益があると言われている。

境内に杉並木が広がる
 

家康公が身を潜めて一命をとりとめたという逸話が残る大楠


神社入口にある賀茂しょうぶ園は面積約9,900平方メートル。江戸系、伊勢系、肥後系 3系統300種の菖蒲が約37,000株植えられており、毎年5月下旬から6月中旬まで素晴らしい景色がひろがる。



   
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