豊川稲荷(とよかわいなり)

住所:愛知県豊川市豊川町1番地


 豊川稲荷は正式名を「妙嚴寺」と称し、山号を圓福山とする曹洞宗の寺院。
一般的に「稲荷」と呼ばれる場合は「狐を祀った神社」を想像されるが、当寺で祀っているのは鎮守・豐川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)。豐川吒枳尼眞天が稲穂を荷い、白い狐に跨っていることから、いつしか「豊川稲荷」が通称として広まり、現在に至っている。

 戦国時代には三河領主の今川義元、徳川家康から外護を受け、また九鬼嘉隆などの武将からも帰依を受けた。海上交通の守護神は四国の金毘羅宮が知られるが、毛利水軍の勢力範囲のため、嘉隆は、家康の領内にあり容易に祈願できる豊川稲荷を信仰したのではないかといわれる。



この山門は天文五年(1536)に今川義元公が寄進した建物で当時のまま残っている。



近くには稲荷寿司が食べられる店が多くある。

写真は稲荷総門の正面にある「門前そば 山彦」の稲荷寿司。この地で100年以上の間、参拝客に食事をふるまってきた老舗。

 

   
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