住所:愛知県西尾市錦城町231-1 西尾市歴史公園内
西尾城は承久の乱(1221)の戦功により三河国の守護に任ぜられた足利義氏が築城した西条城が始まりと伝わる。戦国時代末期には酒井正親・重忠、田中吉政と城主が変わり、城域も次第に拡大した。関ケ原の戦いの後、慶長6年(1601)には本田康俊が西尾2万石の城主として入りその後も譜代大名らが藩主を務めた。寛永15年(1638)、太田資宗が西尾城の大改修を計画し、西尾城の特徴の一つである堀と土塁が城下町を囲む「総構え」と呼ばれる体裁を企て、井伊直之が受け継いで明暦3年(1657)に完成した。
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