鉢の中に沈めている睡蓮の鉢を足場に大胆に水を零しながら水浴びをしていく。部屋の中から犬が吠えても出られないことをよく知っているようで動じる気配がない。漸く咲き始めた喇叭水仙はしぶきがかかってきらきら。冬の間に落葉が降り積もり澱んでいた鉢の水を入れ替えたので水が眩しい。目高の俊敏な動きが目を楽しませてくれる。
材質も切り方もさまざまで、木の年輪がきれいに出る輪切り、木目がきれいに出て長さが取れる縦切りがあり、客の好みに合わせてカットし加工を施してくれる。木の手触りや独特の匂いは温かみがあってふとした拍子についた傷さえも年を重ねると懐かしい。手入れが悪いと罅が入りやすいので気を付けたい。