今までの俳句
令和8年度

季節によせて Vol.739   令和8年4月18日 
近くより沖の眩しき菜の花忌     晶 
 日差しをうけてきらきらする海の様子は一年を通してのことではあるが、春は格別美しく感じる。菜の花忌とは小説家司馬遼太郎の忌日。竜馬がゆく』『国盗り物語』『菜の花の沖』『坂の上の雲』『街道をゆく多くの人に親しまれスケールの大きな作品は読むたびにワクワクさせられた。地図を傍らに街道をゆくを読み直したいとおもっている。

季節によせて Vol.738   令和8年4月11日 
朝からの風をさまりて初音かな     晶 

 目と鼻の先に里山がある、というより里山の麓に開けた住宅地に住まわせてもらっているといった方が良いかもしれない。熊にこそ会わないが猿や雉、鹿や猪は珍しくない。そんな場所なので鶯もチャッチャっという地鳴きやホーホケキョ、谷渡りと季節によって変わる鳴き声を聞かせてくれるが、畑を電気柵で囲っているのを見ると人と鳥、動物の間合いの取り方の難しさを実感する。



季節によせて Vol.737   令和8年4月4日 
日の暈をかうぶり枝垂桜かな     晶 

 太陽の周りに白い暈がかぶっていることがある。春先に見られることが多い。白や虹色の輪のことを「ㇵロ」というそうで天気が下り坂のサインともいわれる。月にかかることもあって朧月などと呼ばれる。枝垂れ桜も遠目に見ると輪郭が薄れてひとまわり大きく見えることも。これも春の空気のせいかもしれない。




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